にんじんの間引き

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前回、草取りで時間がかかることを書きました。

この時間がかかる要因のひとつに間引き作業があります。

播種機「ごんべえ」のおかげである程度一定間隔で種は撒かれてはいます・
しかし、種が落ちて転がった先で一緒になってしまったり、ごんべえを押していく途中でつっかかってしまって、そこに種が余分に落ちたりして全て均一ということにはなしません。

草取りは図らずもにんじん1本1本見ていく作業でもありますので、同時に間引きもしていきます。

これは種が同じところに寄っちゃったんでしょうね。にんじん同士がくっついちゃってます。

当然1本を抜きます。


こんな風ににんじんの感覚が狭くなっている箇所もあります。


人差し指の長さに3本入っています。

売られているにんじんの頭の部分を思い浮かべていただれば、この間隔では成長するにつれ、にんじん同士がぶつかりあってしまうことがお分かりいただけると思います。

真ん中の1本を間引きます。

これは割と単純というか、これしか選択の余地がないので迷わずいけます。

ただ、こんな場合だと


間隔としては指差した株を抜くことになるのですが、この株が成長が良い。
どうしようか…。

いいやつを残しその両側2本を間引きました。間隔としては勿体ないけどコイツが大きく育ってくれると信じよう!

こんな場合も。

手袋がめくれている辺りにある株が元気が良くて残したい。

でもコイツを間引くと4本の株がちょうど良い間隔で並びます。

う~ん・・・コイツを抜こう。

あまり悩まずパッと感覚で進めてはいくのですが、それでも手が止まる要因ではあります。

間引きしたにんじんです。

もうオレンジ色がついてきていて、まっすぐに伸びていて、これが太ってくればいいにんじんだったんじゃないの?

こんな風ににしてこのハウスの草取りと間引きが終了。

にんじんだけがきれいに生え揃っています。


この瞬間は「よっしゃあ~」と声を上げたくなるほど達成感があります。
次のハウスの草取りが待ってますが、今日の晩酌はごほうびに1本追加です。









 

にんじんの草取り

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にんじんの有機栽培はまずもって草との戦いです。

ボヤボヤしているとこんな風に草に埋め尽くされてしまいます。
草取り前の畝です。

かろうじてにんじんのギザギザの葉っぱが頭を出しているのがわかるでしょうか。

畝の端の草を取って、にんじんが植わっている様子を撮ったものです。
草草草にんじん草草という具合で、陽も当たりづらいのでひょろっとなってます。


草だけ一気に取る方法ないかな~。

無いので地道に手作業です。
にんじんを抜かないように草だけつまんで


抜き取ります。


この草を抜き取るときに、オケラが土中に潜んでいる場所だったりすると、オケラが出てきてアタフタと逃げようとします。
その様もかわいらしいのですが、前回書いたように捕殺です。

この作業を延々繰り返し、一日の仕事を草取りだけに充てたとして、ひと畝終わるのに2日ちょっとかかります。
草取りが終わった畝です。


ひとうのハウスに4畝ありますので、ハウス1棟終わらせるのに草取りだけやったとして、1週間以上かかることになります。
そして、このハウスがの草取りがまだ終わっていない段階で、次に種をまいたハウスはこうなってます。

草が混んでいるところはこうです。


うわぁぁ、ヤバイヤバイ。
もうこのハウスの草取りに入りたい…。
でも前のハウスが終わってない…。

こうして草取りに追われる日々が続くことになります。






 

オケラめ~っ‼

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にんじんが順調に発芽して、ひと安心。
逆に、間引くものが多いかも?
なんて喜んでいるのもつかの間。
こんなことになったりします。

ここ6列できれいに発芽が揃っていたはずなのに

ここも?

雑草も生えないくらい砂漠になってます。

順調に育っているところはこうです。

これぐらいにんじんが並んでいていいはずなのに!

せっかく発芽した畑をこんな風に砂漠化するヤツはコイツ!
オケラです。



コイツが土の中を動き回り、発芽したにんじんごと土を盛り上げてしまうのです。

オケラが通った跡です。



以前はこの跡を指で押して押えていたのですが、多勢に無勢、結局追いつかないのでやめました。

そのかわり、とにかくオケラに盛り上げられても大丈夫なくらい根が育つまで土を乾かさないようにこまめに灌水していたのですが、ダメでした。

オケラはミミズを餌としています。
有機栽培をしている私の畑にはミミズもたくさんいて、それは良い土の証でもあります。
そして、オケラが通ることで土中に空気が入って、土質の物理性が良くなる面もあります。

ただ、栽培しているところをこんな風にしてしまうようだと、
「おまえのためにミミズのいる良い土にしたんんじゃないぞ!」
と怒りも沸いてきます。

今は見つけ次第、捕殺です。
写真は、まだ畑の味方だと思っていた頃「オケラだ~」と愛着をもって撮った写真です。

にんじんをよけて通ってさえくれれば、愛嬌のあるカワイイ昆虫なんですけどね~。