ひとっちゃんの有機農業奮闘記

これは9月15日に撮った写真です。
「あちぃ～」と言いながらハウスを出てふと見上げると、こんな雲が。



真夏なみの入道雲。暑いわけです。

「オイオイ、もう9月もなかばだぞ」
と思わずため息。

しかも西風にのってもうひとつの入道雲がくっつこうとしています。



あの雲の下が大雨になってなければいいな。


でもこんな雲を見ると、
「これは竜の巣か！」　（わかる人にはわかる）
「シータとバズーがあの雲の中で戦っているかも。」
我ながら「アホちゃうか」と思いつつ、雲を見ながら一服です。

毎回農作業（しかも毎年同じ）や作物のことばかりなので、ちょっと外の景色のことを書いてみました。

収穫が終われば片付け作業です。
収穫をやめて、手入れもせず「放任」したハウスはこうなっています。

脇芽が天井にも横にも伸びて、通路も見えません。

枝をかき分け、少し空いている部分を取りました。通路がかろうじて見えます。


まずこのトマトの木の根っこを抜いていきます。


その翌日の姿です

根っこを抜いたので当然の姿なのですが、「あぁ、終わったな」となんとなく感慨にふける瞬間です。

この状態で1週間程度放置して、木を枯らせます。
木の水分が残ったままだと運び出すのに重いからです。
こんな感じになったらくっきーずを外して、ハウスの外に引きずり出していきます。




引きずり出したトマトの木はハウスとハウスの間に敷き詰めていきます。
これで春の草が伸びてくるのを少し押さえることができます。


トマトの木を運び出したら、防草シートとマルチの片付け。
防草シートを畳んで、ハウス脇によせます。


マルチは以前は廃棄していたのですが、にんじん栽培の時の通路の草抑えに使えるのでこんな風にして片付けてます。

植穴だったところ以外は穴は開いていないので、これを捨てるのはもったいない。
なので、植えるときも中心線から少しずらしたところで植えています。


これを二つ折りにすれば穴のない面だけになります。
そうして、次に使うときに引き出しやすいようにジャバラにして折りたたんでいきます。

けっこうめんどくさいのですが、丸めてみたり色々試した結果、「片付けがめんどくさくても後が楽」とこの方法に落ち着きました。
地面が全部出てきて元にもどりました。

こんな片付け作業がしばらく続きます。

シートの片付けはまだ3棟残ってますが、トマトの木を全棟運び出した畑の全景です。

「ここ全部トマト畑にしたんだな～」とこれまた感慨にふける瞬間です。

有機トマト


出荷終了しました。


今シーズンは望んだ品種が手に入らず、トマトの割れが続出し、

ほぼほぼとぴあファーマーズマーケット東店のみの出荷となってしまいました。


とぴあファーマーズマーケット東店のお客様、ご愛顧のほど、誠にありがとうございました。

とぴあファーマーズマーケット三方原店、白脇店、三方原開拓農協「土の市」のお客様、
短い出荷期間となってしまい、申し訳ありませんでした。
短い期間ながらも、ご贔屓いただき、誠にありがとうございました。

これまで１品種で栽培してきましたが（種代節約のため）、来シーズンは複数の品種を試して、圃場環境に見合うものを見つけたいと思っています。

有機トマト100％使用ジュース
「ぎゅぎゅっとトマト」

は各店で販売しております。


引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い致します。