にんじんの種まき

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さあ、種まきです。

手で一粒一粒まいているイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、機械でまきます。

愛用している「みのるくん」という機械です。


就農して初めてにんじんを栽培したとき、実は手で種をまいていました。
それを見かねた近所の農家さんが、「古いのだけどあげるよ。もう使ってないから」と譲ってくれたものです。

嬉しくて、直しながらこれまで使ってきました。

が、今回、種をまき始めて数列、何の抵抗もなく押せるようになりました。

前輪の力を使って種が落ちる扉が開閉するようになっているのですが、前輪の力を、扉を開くギヤに伝えるピンが折れてました・・・。

直せないこともないと思いましたが、古い機械なので部品があるかどうか・・・。
あったにしても届くまでに時間がかかる・・・。
種をまくにはちょうど良い土になっていて、このタイミングを逃したくない・・・。

やむなく新しい播種機を購入しました。
「みのるくん」今までお世話様。ありがとう!

で、新しい播種機です。


商品名は「ごんべえ」
由来はわかりません。なんでこの名前にしたんだろ。

種をまく仕組みはこうです。

まずポケットに種を入れて


「ごんべえ」を押していくと穴の開いたベルトに種が入って上へあがっていきます。


そしてベルトが回るところで種が落ちます。


その間に前輪は土を耕し


耕した土を船のへさきのような部分で溝を掘り


この溝を掘った跡に、さっきの種が落ちてきます。

そして種が落ちた後、翼のような板で土を寄せながら埋めて


後輪で鎮圧です。


「ごんべえ」を押しながらローラーで整地したところを行ったり来たりして、播種完了です。


この後たっぷり灌水するのですが、昨シーズンとは違うやり方にしたので、そのことはまた次の機会に書こうと思います。

順調に発芽しますように!



 

にんじん 種まきの準備

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水浸しにした畑の土が乾いてきたら、種まきの準備です。

またトラクターで耕します。
トラクターの姿は何度も載せたのでここでは省略して、

耕す前と


耕した後です。


スピードはゆっくり、深さはこれまでで一番深く設定して耕しています。
そうすると、トラクターの轍が大きく残ってしまうので、通路を作りながら轍をならしていきます。

まず通路となる部分に紐を貼って足跡で目印を付け


そこを踏みながら、トンボで轍を崩してならしていきます。
やり終わるとこんな感じになります。


轍もならしたし、通路もできたし、さあ種まき!といきたいところですが、もうひと手間いります。

耕したばかり(しかも深く)の土はものすごくフカフカしています。
そうすると、種まきに使う播種機という機械が沈んでしまって、うまく種がまけないのです。
また、まけたとしても種が深く入りすぎてしまって発芽が悪くなってしまうからです。

「じゃあ何で深く耕すの?」とお思いでしょうが、それは発芽後の根の成長をしやすくするためです。

土の浅い部分だけ固くしたい・・・、そこで使うのがこのローラーです。


ローラー部分に水を入れて重さを調節できるようになっているので、播種機が沈まない程度に押さえられる重さにします。

このローラーで種をまく部分を押していきます。


ローラーがけが終わるとこうなります。


おおっ!きれいだ!

これで種まきの準備は整いました。





 

とぴあファーマーズマーケット東店で販売してきました

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東店ではこんな感じの出店になりました。



店の一番奥になるのですが、お彼岸で切り花目的のお客様が多く、その近くにセッティングしてくれました。
ここならレジへ向かうお客様の邪魔にもならないし、足を止めてもらいやすい場所です。

開店時間が30分早まっていることもあって、朝一番で来店されるお客様が少し分散されたので、お店の様子を写真にとることができした。



分散されたといっても、結構な混み具合です。

手前のお客様は「ぎゅぎゅっとトマト」を試飲してくださってます。
ありがとうございます!


今回もやっぱり子どもたちがよく飲んでくれました。

小学校3年背くらいかな。ヤンチャ盛りの男の子が来ました。

男の子:「これ何?」
私:「トマトジュースだよ。飲めるか?」

子ども扱いがイヤだったようです。

男の子:「の、飲めるよ!だってオレ好き嫌いないもん!」
私:「よしっ!じゃあ飲め!」

実は意地を張って飲もうとしてるんじゃないかと思ったのですが、取り越し苦労で、ゴクゴクと飲み干してくれました。

私:「おいしい?」
男の子:「うん、うまかったよ!」
生意気盛りです。

しばらくするとその子が弟の手を引っ張ってきています。
男の子:「いいから来いって!」「このオヂさん、ただでジュース飲ましてくれるんだから!」

これには私も近くにいたお客様も爆笑。

私:「オウ!どんどん飲め!遠慮はいらんぞ!」

そういえば、私も母と買い物に行ったとき、試食を見つけたら片っぱしから手をだしてたっけ。
むか~しの記憶が蘇ってきました。

もう一人、嬉しいお言葉をくださったお客様がいました。
70歳くらいの年配のご婦人でした。

試飲していただいて、「おいしいね」とポツリ。
貼りだしてあるポップを読もうとされてたので、栽培のことなどを一通り説明しました。

小さくうなづきながら聞いていらして、「そう。有機でもあるけど、旬のトマトでもあるから、おいしいのね」とまたポツリ。
そして、ポツリと「お値段は?」

実はお値段をお答えするとき、私には若干ためらいがいつもあります。

1本1800円の値段は商品価値としては妥当だと思っています。
でも安売り店で販売されているトマトジュースの価格を見ると、「マーケット」を考えていないんじゃないの、というためらいです。

ですので、つい「申し訳ありません」から始まって、「有機でやるとどうしてもこの値段になってしまうんです」と言い訳めいたお答えになってしまいます。

今回もそうでした。

すると、ポツリポツリとした口調ではあるものの、「あら、価格に見合っていると、思うわよ」「安心できて、旬のおいしさを出して、そのためにご苦労されてるんでしょ?」

嬉しくて、うまく表現できませんが、「胸にグッとくる」お言葉でした。
このジュースを世に出せて良かったと思いました。

今回はいつもの通り子ども達からは元気を、お客様から大きな励ましをいただけた直接販売になりました。
ありがとうございました。







 

有機トマト100%使用ジュース「ぎゅぎゅっとトマト」 明日(9/22)、お店に出向いて販売します

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ウチの畑でとれた有機トマト100%使用ジュース
「ぎゅぎゅっとトマト」



明日(9/22)午前中、「とぴあファーマーズマーケット東店」に出向いて、対面販売 します。


東店での陳列です。



お彼岸でたくさんのお客様が来店されることが予想され、お店も時間を30分繰り上げて8時30分から開店です。
でも、明日お天気があまり良くなさそう・・・。
今年は土日の雨が多い気がします。

とぴあファーマーズマーケット東店は、実は、私のところから一番近くにあるお店です。
なのに、これまで自分の商品のために私自身が売り場に立つことはせず終いでした。

満を持してホーム(?)での販売、はりきっていきます。

「1本1800円もするのをいきなり買うのはなぁ・・・」
というお声をよくいただきます。

試飲もできますので、この機会にぜひお試しになってみてください。

また、有機農業にご関心がある方も遠慮なくお尋ねください。
出来うるかぎり、お答えさせていただきます。


いろんなお客様との出会いが楽しみです。





 

にんじん 畑の準備開始!

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トマトの片付けが終わったハウスから、にんじんのための畑をつくり始めます。

通路になっていた部分は土が固く締まってます。


ただ、固くなっているのは表面だけなので、その部分を崩してやればまた柔らかい土にもどります。
有機栽培のひとつの特徴です。

トラクターで耕します。
この段階では表面の固い部分を砕くためだけなので、浅く耕します。





ここで肥料を撒きます。
今回は卵の殻でできた肥料でカルシウム分だけを補ってあげます。
その他の栄養分は液肥を流し込むことにしました。





トマトのときの写真の流用ですが、こんな風に撒いていきます。


撒き終わったら、再度トラクターで耕します。


ここでは、撒いた肥料をある程度の深さに入れたいので、スピードはゆっくり深めに耕します。


これで耕し終われば種まきの準備に入っても良いのですが、私の場合はもうひと手間。

トマトの灌水に使ったチューブを引き直し、水浸しにします。





一回土をリセットしてあげることと、微生物の活動を活発にさせることがねらいです。
今回はここに液肥を流しこんでいます。
もちろん有機JASの認定団体から使用を認められたものです。

ただ、こうすると足を踏み入れればズブズブと沈んでいく状態になるので、ある程度乾くまでこのハウスは何もできません。

土が乾くまでの間、他のハウスのトマトの片付けを進めていくので、時間の無駄はありません。
ですが、「早く種まきして、早く収穫にこぎつけたい!」と出荷物が無い時期は焦ってしまいます。

まずは土づくり土づくり・・・、慌てるとろくなことないよ・・・と自分に言い聞かせてます。

水浸しにしてから10日間たった状態です。


写真だと湿っているように見えますが、表面は乾いています。そして、土中の水分はしっとり残っていて、ちょっと表現が難しいのですが、土に粘り気がある状態になってます。

よし!これなら種まきの準備に入れる!










 

とぴあファーマーズマーケット東店 新米祭りです。

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今週末、9月15(土)16(日)
とぴあファーマーズマーケット東店では「新米祭り」と称して、イベントがあります。


以下のチラシの内容です。


今年の夏の暑さは異常だ異常だと騒いでいたら、もう9月なかば。
新米の季節なんですね~。

私はお米は栽培していませんが、「役員」なので(笑)、9/16の午前中、お手伝いをすることになりました。
何の仕事をするんだろう?プレゼントのお米を渡す係かな?

お昼ご飯に東店内にある惣菜コーナーの「恵キッチン」で作ったお弁当をもらえるのですが、新米のお弁当だと嬉しいな~。

さて、私の商品有機トマト100%使用ジュース

「ぎゅぎゅっとトマト」



も試飲できるようにしてもらいました。

ただ、「スタッフの手が空いた時間で」ということなので、11時過ぎから午後にかけてぐらいになると思います。

試飲用のジュースが出ていたら、ぜひお試しになってみてください。






 

とぴあファーマーズマーケット白脇店で販売してきました

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こんな感じの出店(?)にして販売してきました。


逆光なので暗く見えますが、入り口の真横で、どのお客様にも必ずお声がけできる場所です。
が・・・しかし・・・
入口でお客様が立ち止まってしまうと次のお客様が入ってくるのに妨げになってしまい、ゆっくりお話しを聞いてもらえる感じにはなりにくい場所です。

そして、レジを通り過ぎた後にあるので、お客様は買い物が終わった後に、もう一回レジに並ぶことになってしまいます。

「目立つ場所」と考えてくれたのは嬉しいのですが、この辺はセンスなんだよな~とちょっと苦笑いです。

さて、そうは言っても一番お客様が入る土曜日。開店時間からしばらくは入場制限しなくてはならないほどのお客様がみえられています。
私もできる限りお声がけして、試飲もしていただきました。

やっぱり、お子様達がよく飲んでくれます。これは本当に嬉しいことです。

ご家族から離れてひとり所在無さげな子がいたので、

「ボク、飲んでみる?」と声をかけると、
ものすごくためらったあとで、「いや、いいです」

「遠慮しなくていいんだよ」と言っても
「いいです」

「じゃまたね。いつでもおいで」と言ってその場は終わりました。

しばらくすると、その子がお母さんと一緒にきました。
「この子がどうしても飲みたいって言うものですから・・・すみません」とお母さん。

きっと、その子は「勝手にものをもらったりしてはいけません」といったような躾をきちんと守っていたんでしょうね。

「いえいえ、どんどん飲んでいってください。ボク、良かったね。お母さん飲んでいいって」

試飲用の小さなコップですが、いっぱいに注いであげて飲んでもらいました。

「おいしい?」と私
「ウン!」とその子。
ためらって言った「いいです」とは正反対の元気な声でした。

きっとお母さんは買うつもりはなく、だからこそ「すみません」の言葉だったと思うのですが、
「これ1本いただいていきます」
とお買い上げくださいました。

なんか、こちらこそ「すみません」

お客様といろんな出会いがあって、直接販売するのは楽しいですね。

そんな中で気になるお客様の声がありました。

迷われているお客様だったり、「今日はお米買ったから重くて・・・」といったお客様に、
「普段はあちらのコーナーに置いてありますので、機会があればまたお願いします」
とお話しすると、

「えっそうなの。気付かなかった」

というお客様がけっこういらっしゃいました。

確かにファーマーズマーケットは野菜がメインで加工品目的で来るお客様は、ほぼいないと思います。
でも、白脇店はさらに目立たない場所で、かつポップを置くスペースもないところに陳列されています。

他のお店は野菜と一緒のコーナーに置いたり、ポップを大きく出せたりしているのに、です。

白脇店さん、農業者が手掛けた加工品はもうちょっと売る気になってもいいんじゃない?

普段は、たま~に1本売れるという感じだけど、今日だけで11本売れたよ?

きちんと見てもらえれば、買ってくださるお客様はきちんといると思います。

最後はお店への批判になってしまいましたが、たくさんのお客様と出会えて、お話しできて、とてもいい一日になりました。








 

有機トマト100%使用ジュース「ぎゅぎゅっとトマト」 明日(9/8)、お店に出向いて販売します

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ウチの畑でとれた有機トマト100%使用使用ジュース
「ぎゅぎゅっとトマト」



今年はお店に出向いて、対面販売にチャレンジ することにしました。

明日(9/8)の午前中、とぴあファーマーズマーケット白脇店で行います。

お天気はぐずつきそうですが、せっかくの機会なので、はりきってやりたいと思います。

「1本1800円もするのをいきなり買うのはなぁ・・・」
というお声をよくいただきます。

試飲もできますので、この機会にぜひお試しになってみてください。

また、有機農業にご関心がある方も遠慮なくお尋ねください。
出来うるかぎり、お答えさせていただきます。


今後、
9/22(土)にはとぴあファーマーズマーケット東店、
9/30(日)にはとぴあファーマーズマーケット三方原店で行う予定です。

普段は栽培に専念していますので、お客様とお話しできるのがとても楽しみです。





 

トマトの片付け2

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枯れたトマトの木を運び出します。
片手で5本ぐらいを握って、引きずりながらハウスの外に出していきます。
枯れているので重量はないのですが、かさばるのでこれくらいの本数が限界です。
5本掴んで引きずってハウスの外へ、で、ハウスの中へ戻ってまた掴んで・・・を繰り返します。
ぢみぃ~な作業ですが仕方ありません。

でも、この作業で1棟片付けると8000歩は確実に歩きますので、健康には良いかもしれません。

で、1棟分のトマトの木の量です。


あと6棟ありますので、この6倍の量が出ることになります。

本当はこれを細かく砕いて、堆肥の原料にしたりすると良いのかもしれませんが、そこまで手が回らないのでこのまま野積みです。

さて、トマトの木を外に出したら、雑草対策で敷いてあるマルチと防草シートをきれいに折って、パイプ際に寄せます。
このときも、シート押えに使ったペットボトルが活用できます。



きれいに片付きました。

こうだったことを思うと


う~んスッキリ!さっぱりした!