にんじんの畑づくり

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トマトの片付けが終わればにんじん栽培に向けての準備です。
トラクターで耕運した後、トマトで使った潅水チューブを引き直して潅水、水浸しにします。
にんじんの畑づくり
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土中にしっかり水分を入れ、微生物が活性化することを目的としています。
ただこうすると何をしてもズブズブ沈むだけなので、土が乾くまで10日ほど待ちます。


このぐらいまで乾けば作業できます。
にんじんの畑づくり

肥料散布機で肥料を撒いてトラクターで耕運します。トラクターの様子はこれまで載せているので今回は省略です。
にんじんの畑づくり

ここから通路部分をハウス上部のパイプを目印にしながら、摺り足で作っていきます。
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レーキでトラクターの轍をならしてベッドが出来上がります。
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ベッドに肥料散布機を使ってカニガラの粉末を撒いていきます。
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最初に撒いてトラクターで耕運しないのは、肥料としての役割ではないからです。
農薬を使わない「ひとっちゃんの有機畑」ではカエルやトカゲがいなくなるころに出てくるゾウムシの幼虫の被害を大きく受けます。
ゾウムシは甲虫という種類の虫で、カニガラに含まれるキチンが微生物によって分解されるときに出るキチナーゼという物質に弱いとされています。
ですので、できるだけ地表面でキチナーゼを出し続けてほしいので播種前に撒きます。

カニガラ粉末と同じく、ベッドに堆肥を撒きます。
これも肥料ではなく、カニガラの分解を進めるためのものです。
ただ、堆肥は肥料散布機が詰まってしまうので使えません。文字通り、手撒きになります。
にんじんの畑づくり
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日も暮れるのが早くなってきて作業も焦りながらです。
明日にしようかなとも思ったのですが、今日中に仕上げまですることに決めました。
最後はローラーで土を鎮圧します。
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せっかく耕したのに?と思われるかもしれませんが、、このままでは土が柔らかすぎで播種機が深く入ってしまいます。
そうすると当然種も深い位置に落ちることになって、発芽が大変悪くなってしまうのです。
ローラーで同じところを2回通るぐらいが、ちょうど良い固さになります。

すっかり暗くなってしまったので、翌朝ローラ掛けで仕上げが終わった状態を撮りました。
にんじんの畑づくり
きれいなベッドになりました。

ここまできたら、次はいよいよ播種です。



 
この記事へのコメント
蟹がらの肥料は、土の状態を、良い感じに、バランスとってくれそうですね!

(^^)b
Posted by TAKAHIKOSUGIMOTO at 2023年10月24日 12:59
そういう効果はあります。
ただ、肥料要素としてはリン酸を含んでいて、当圃場はリン酸値が高いので「ゾウムシ」の対策をしなくてよければ、できれば入れたくないのが実情です。
Posted by ひとっちゃんひとっちゃん at 2023年10月24日 20:10
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    コメント(2)