トマト 定植の準備

カテゴリー

土づくりが終わったら、いよいよ定植です。

が、耕した畑にそのまま植えるのではなく、いろいろ準備が要ります。

ところで「定植」という言葉は、一般の方にはどれくらい認知されている言葉なのでしょうか。
字で見ればなんとなく意味は分かる気もしますが、会話の場合「ていしょく」は、「定食」がやはり最初に浮かぶ文字だと思います。

私の場合、さすがに会話の流れで「定『食』」ではないと分かったものの、苗を植える作業ということにピンときませんでした。
「植えつけ」の方が分かりやすいかもしれませんね。

まぁ、でも、苗を植えていく作業はどの作物であっても農業者にとって大きなイベントのひとつで、一般の方にも知っていただいていてもいい言葉ではないかと思うので、「定植」のままいきます。

さて、準備の様子です。

まず灌水チューブを引きます。
トマト 定植の準備

トマトの株元に水を供給するものです。
こんな風に水が出ます。
トマト 定植の準備

「畝たてはしないの?」
と思われる方がいるかもしれませんね。

畝を作る目的のひとつは、水はけを良くすることです。
私の畑の場合、有機栽培を続けてきたことで土が粘土のように固まってしまうことはなく、平地のままで大丈夫です。

もう一つの目的は地温を上げることです。
表面積を大きくして太陽光のあたる面積を大きくすることで地温を上げやすくします。
ただ、この時期の定植であればその必要はありません。

そういうことで、、畝たて省略です。
有機栽培は手間ひまがかかることが多いですが、有機栽培のおかげで省ける仕事のひとつです。

灌水チューブを引き終わったら、次はマルチというシートを引きます。
トマト 定植の準備
トマト 定植の準備

雑草を抑えることと、土中の水分を保つことが目的です。

普通はこれで終わりなのですが、私の場合は通路となるところに防草シートを引きます。
そうしないと、通路が草だらけになり、一輪車で通ることもできなくなってしまいます。
トマト 定植の準備

ペットボトルはマルチと防草シートが風でめくれないよう、重しとして置いてあります。
通常はピンで止めたり、土をかぶせたりするのですが、それだとはがすときに大変です。
あと、この方法だと、「この苗は成長が今ひとつだから灌水チューブを株元に近づけよう」なんて時に簡単にめくることができて、中の灌水チューブをずらすこともできます。

これで準備終了!

あとは「定植」です。




 
この記事へのコメント
6/15には、ファーマーズマーケット東店で、試食用トマトを提供されてましたね。

たくさん試食させていただきました。

本当に美味しかったです。

ありがとうございます。

m(_ _)m
Posted by TAKAHIKO SUGIMOTO at 2019年06月26日 19:47
小さくてジュースにするには歩留まりが良くないものを試食で出してます。

ところで、6/15夕方、「ぎゅぎゅっとトマト」をたくさんお買い上げいただいたのは杉本さんですか?

そうでしたら、お買い上げ誠にありがとうございます。

一日の販売本数の最高記録となりました。
Posted by ひとっちゃんひとっちゃん at 2019年06月26日 22:11
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
トマト 定植の準備
    コメント(2)