トマト 畑の準備 定植前作業

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水浸しにした畑から水が引き、ズブズブともぐらなくなったので、定植前の作業です。

農業者は苗を畑に植えることを「定植」といいます。
専門用語はあまり使わないつもりなのですが、この言葉ぐらいは一般化されても良いように思っているのでこのまま使います。

さて、畑をもう一度トラクターで耕します。
トラクターの様子は前回載せたので今回は省略します。

トマト 畑の準備 定植前作業

水を含んで土らしい色になってます。

このうえに灌水チューブを引きます。
トマトの根に水を与えるチューブです。

トマト 畑の準備 定植前作業
このチューブとチューブの間に苗を植えていくことになります。


このチューブの上に、マルチというシートを引きます。
主に防草を目的としますが、土の保湿、地温の上昇あるいは抑制といった役割もあります。
今年から、夏の地温上昇を考え、表面が白いマルチを使うことにしました。

トマト 畑の準備 定植前作業

普通はこれでマルチが風で飛ばないように裾に土をかぶせて終りなのですが、私の場合はもうひと手間。

通路部分に防草シートを引きます。
有機栽培は草との戦い。ほっとくと通路部分が草で覆われ、収穫のとき一輪車を動かすのも一苦労になってしまいます。

トマト 畑の準備 定植前作業

ただ、シートを引いただけだと風でシートが舞い上がってしまうので、2ℓのペットボトルに水をいれたもので、要所要所を押さえておきます。
ピンを差し込んで止めるのが一般的ですが、そうすると片付けるとき抜く作業が必要になりますし、シートも痛みます。

この方法だと、通路を通る時に引っかかたりすることがあるのですが、まぁ許容範囲です。
抜く作業がなくなることと、ペットボトルの「Re Use」になってゴミ削減につながる良い方法だと、ちょっぴり自負してます。

さて、これで畑の準備は終わりました。

やっと、定植することができます。




 
この記事へのコメント
いつも詳しい説明ありがとうございます。
知らないことばかりなので勉強になります。

通路への防草シートには驚きました。
排水はうまくいくのでしょうか?

水の量をしっかり管理し調整すれば、根腐れなどのリスクは無いということでしょうか?

温度調整も神経を使いますね。
Posted by sugimoto takahiko at 2018年05月15日 22:26
土の種類によると思います。粘土系の土なのか、砂地なのか。

私の畑は砂質の土なので水はけは良いです。
あと、有機栽培を続けてきたおかげで、土の粒子ががっちり固まるのではなく、粒子と粒子の間に空間できていて、水が流れやすくなっているのだと思います。

温度管理は、これから大変です。
Posted by ひとっちゃんひとっちゃん at 2018年05月16日 20:35
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    コメント(2)