トマト栽培その後 「脇芽とり」

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前回ご紹介した「吊り上げ」をする時に、脇芽も取っていきます。
ただ、「吊り上げが遅れて大半のトマトが倒れている!」なんて時は、とりあえず吊るだけ吊って、後から脇芽とりなんてこともあります。
その辺は臨機応変です。

さて、脇芽とは?
トマト栽培その後 「脇芽とり」

写真のように茎と葉の間の節から新たに伸びてくる新芽のことです。

全体が分かるように少し引いて見ると
トマト栽培その後 「脇芽とり」
前回紹介した「くっきーず」が掴んでいるのが、本筋の茎です。
その下に実がついている部分の脇から「にょきっ」と脇芽が伸びているのがわかるでしょうか。

この脇芽は脇芽でどんどん成長して花を咲かせて実をつけようとするので、本筋のところにいくべき栄養がとられていってしまいます。

さらに、
トマト栽培その後 「脇芽とり」
こうなってくると、どれが本筋でどれが脇芽やら・・・
で、風通しが悪くなって、病気を誘発する原因になったりします。

脇芽を取った後です。
トマト栽培その後 「脇芽とり」
下に落ちているのは全て脇芽です。ここまで大きくしてはダメです。遅れてます。
本筋のほうはスッキリしました。

トマト栽培の手入れの中で、前回の「吊り上げ」と「脇芽とり」が大きな割合を占める作業になります。
トマトが成長し、茎が伸びていけば新葉も出てくる、そこからまた脇芽が出る、重くなるので「吊り上げ」ていく。
脇芽も伸びるのでまた脇芽をとる・・・。

このハウスが終わった頃には、最初に脇芽をとったハウスではもう脇芽が伸びてる・・・。

さらに実をつけだして、熟してくれば収穫が始まる。
そうすると、吊り上げ・脇芽とりがどんどん遅れていく・・・。

トマトの成長に追い込められていく状態になっていきます。



 
この記事へのコメント
本筋へ栄養を集中するためには、重要な作業なんですね。
Posted by TAKAHIKO SUGIMOTO at 2019年09月09日 12:17
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