にんじんの種まき

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にんじんの種を買うとこういう形のものがきます。
にんじんの種まき
こういう白い玉のような種が取れるわけではなく、播種機で撒きやすいように、種苗メーカーで種をコーティングしてくれているのです。
このような種をコート種子といいます。
私はコート種子しか使ったことがないので、残念ながらにんじんの種の本当の形を見たことがありません。

さて、「播種機って何?」という方もいらっしゃると思います。
前回の記事で、「土がフカフカで播種機が沈む」とか書きましたが、農業者でない方はそもそも播種機のイメージがわかなかったと思います。

これです。

にんじんの種まき
型は非常に古いものですが、充分使えます。「みのる(商品名)」という名です。現在主流なのは「ごんべえ」という機種です。

これを押していくと種を撒けるのですがその仕組みを説明します。

まず先端部分、爪が出ているのが分かるでしょうか。
にんじんの種まき
この爪で土をほぐしていきます。

次に、船のへさきのような部分が溝を作っていきます。
にんじんの種まき

その溝に上から種が落ちる仕組みになっています。
にんじんの種まき
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、種が一粒落ちているのが見えるでしょうか。

そして溝に落ちた種の両側からカバーが土をかぶせていき、最後ローラーで鎮圧します。
にんじんの種まき

にんじんの種まき

ゆっくり押して歩いて行って、ハウス1棟でだいたい22列、8000粒の種を撒くことになります。

そして撒き終わったら潅水です。
今年はちょっとグレードの高い潅水チューブを買って、1本でハウス1棟に水をやれるようにしました。
水の出てくる部分はこんな感じです。
にんじんの種まき

全体だとこうなります。
にんじんの種まき
水がいったん上に上がって落ちてくるので、雨がしとしと降るような感じで水がやれます。

これで、1棟種まき終了です。
無事発芽してくれるかどうか、にんじんの場合はちょっと心配しながら発芽を待つことになります。









 
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