2024年05月25日21:12
トマトの手入れ 脇芽とり
カテゴリー
定植して吊り上げて一段落。
この一段落の間に他のハウスの定植や吊り上げを進めています。
そして気が付くとこうなってます。

ワシャワシャしてます。
これは脇芽が伸びているからです。
トマトは枝葉の付け根から脇芽が伸びてきます。

付け根から茎がのびているのがわかるでしょうか。
花芽の下の脇芽は栄養が集まってkることもあって大きくなります。
黄色の花の下の枝葉から出ている脇芽がえらく成長しているのがわかるでしょうか。

ほぼトマトの木の姿をしてます。

取るのであればここまで大きくしてはいけないのですが、ひとつ狙いがあってこうしてます。
定植したものの樹勢が弱い株もあったりします。
弱いものは仕方ないとして、樹勢の強い木からもう1本育てて2本にして弱い株の分を補おうと目論んでいます。
花芽の下以外はこの大きさです。

周りの枝や茎に紛れてわかりづらいかもしれませんが、付け根からチョビッと出ているのがわかるでしょうか。
この脇芽は放っておけば本筋と同じように花もつき、それが実になっていきます。
つまり、1本のトマトからことごとく分身が発生してきて、それぞれ栄養を取り合っていくということです。
トマトの生き残り戦略なのでしょうが、ある程度のサイズのトマトを収穫して販売する人間側はこれを放っておくわけにはいきません。
取ります!
大きな脇芽は根元を指で払うぐらいのつもりで押してやります。

そうすると、ポキッと折れてくれます。

芽切ハサミは極力使いません。
それは、もしこのトマトが病気にかかっていたら、病原菌のついたハサミを使っていくことで感染が広がってしまうからです。
小さな脇芽は指の先端でこそげ取るようにしていきます。



トマト1本の木からこれだけ脇芽が取れます。

全部の木の脇芽を取り終えました。

最初の写真から比べると、だいぶスッキリしたのではないでしょうか。
この段階の脇芽とりはトマトの木がまだ膝下ぐらいの背丈なので、野球のキャッチャーの姿勢で動いていきます。
これがけっこう足腰にくる作業です。
そして、脇芽とりはこれで終了ではありません。
トマトの成長とともに上に枝葉が出ていき、花芽がつき、また枝葉が出ていきます。
その枝葉の根元から必ず脇芽は出てきて、それを取っていかなくてはなりません。
トマト栽培は、トマトと脇芽とり競争をしている感があります。
こう書くと、脇芽とりはつらい作業に思われるかもしれませんが、実はそうでもないんです。
私の個人的な感覚ではありますが、「手入れしてるな~」という実感が一番持てる作業です。
とはいっても、畑に植えたすべてのトマトと脇芽とり競争をするわけで、だんだん追いつかなくなり、後半は通路が見えないくらいジャングルと化してしまうのが例年なのですが・・・。
この時期この段階は、手入れの実感をかみしめながら、トマトと向き合っていける幸せな時間なのかもしれません。
この一段落の間に他のハウスの定植や吊り上げを進めています。
そして気が付くとこうなってます。
ワシャワシャしてます。
これは脇芽が伸びているからです。
トマトは枝葉の付け根から脇芽が伸びてきます。
付け根から茎がのびているのがわかるでしょうか。
花芽の下の脇芽は栄養が集まってkることもあって大きくなります。
黄色の花の下の枝葉から出ている脇芽がえらく成長しているのがわかるでしょうか。
ほぼトマトの木の姿をしてます。
取るのであればここまで大きくしてはいけないのですが、ひとつ狙いがあってこうしてます。
定植したものの樹勢が弱い株もあったりします。
弱いものは仕方ないとして、樹勢の強い木からもう1本育てて2本にして弱い株の分を補おうと目論んでいます。
花芽の下以外はこの大きさです。
周りの枝や茎に紛れてわかりづらいかもしれませんが、付け根からチョビッと出ているのがわかるでしょうか。
この脇芽は放っておけば本筋と同じように花もつき、それが実になっていきます。
つまり、1本のトマトからことごとく分身が発生してきて、それぞれ栄養を取り合っていくということです。
トマトの生き残り戦略なのでしょうが、ある程度のサイズのトマトを収穫して販売する人間側はこれを放っておくわけにはいきません。
取ります!
大きな脇芽は根元を指で払うぐらいのつもりで押してやります。
そうすると、ポキッと折れてくれます。
芽切ハサミは極力使いません。
それは、もしこのトマトが病気にかかっていたら、病原菌のついたハサミを使っていくことで感染が広がってしまうからです。
小さな脇芽は指の先端でこそげ取るようにしていきます。
トマト1本の木からこれだけ脇芽が取れます。
全部の木の脇芽を取り終えました。
最初の写真から比べると、だいぶスッキリしたのではないでしょうか。
この段階の脇芽とりはトマトの木がまだ膝下ぐらいの背丈なので、野球のキャッチャーの姿勢で動いていきます。
これがけっこう足腰にくる作業です。
そして、脇芽とりはこれで終了ではありません。
トマトの成長とともに上に枝葉が出ていき、花芽がつき、また枝葉が出ていきます。
その枝葉の根元から必ず脇芽は出てきて、それを取っていかなくてはなりません。
トマト栽培は、トマトと脇芽とり競争をしている感があります。
こう書くと、脇芽とりはつらい作業に思われるかもしれませんが、実はそうでもないんです。
私の個人的な感覚ではありますが、「手入れしてるな~」という実感が一番持てる作業です。
とはいっても、畑に植えたすべてのトマトと脇芽とり競争をするわけで、だんだん追いつかなくなり、後半は通路が見えないくらいジャングルと化してしまうのが例年なのですが・・・。
この時期この段階は、手入れの実感をかみしめながら、トマトと向き合っていける幸せな時間なのかもしれません。
この記事へのコメント
幸せな時間、良いですね。
仕事の中で、幸せな時間、と感じられる部分があるのは、最高ですね。
(^^)/
仕事の中で、幸せな時間、と感じられる部分があるのは、最高ですね。
(^^)/
Posted by TAKAHIKOSUGIMOTO at 2024年05月28日 01:06
より一層、トマトジュースの旨味が増しますね!
Posted by よっしー at 2024年05月28日 17:20
まずは美味しいトマトを作らないとね。
脇芽伸び放題では果実にしっかり栄養が回りません。
あと、トマト間の風通しを良くしないと蒸れて様々なカビ系の病気にかかりやすくなってしまうので、予防の観点からも脇芽とりは必須です。
脇芽伸び放題では果実にしっかり栄養が回りません。
あと、トマト間の風通しを良くしないと蒸れて様々なカビ系の病気にかかりやすくなってしまうので、予防の観点からも脇芽とりは必須です。
Posted by ひとっちゃん
at 2024年05月30日 21:21

河村さんの、美味しいトマトは、本当に、日々の手入れの賜物ですね。
m(_ _)m
m(_ _)m
Posted by TAKAHIKOSUGIMOTO at 2024年06月01日 20:13
ありがとうございます。
ひとつの作物の栽培するのに、8~9割は手入れの作業なんじゃないかと思います。
トマトは収穫もしながら手入れもしていかなくてはならず、手入れがどんどんおくれていってしまうんですよね~。
ひとつの作物の栽培するのに、8~9割は手入れの作業なんじゃないかと思います。
トマトは収穫もしながら手入れもしていかなくてはならず、手入れがどんどんおくれていってしまうんですよね~。
Posted by ひとっちゃん
at 2024年06月01日 21:31
