トマトの定植
畑の準備が整って、いよいよ定植です。
苗も9cmのポット(鉢)で育つには限界がきています。
まずハウスに育苗箱ごと苗を持ち込みます。
ひと箱に10鉢入っているので、10鉢植える間隔ごとに置いていきます。
これが、前シーズンより楽になりました。
それは、植える間隔(農業者は株間といいます)を35cmから50cmに今年は変更したからです。
ハウスのパイプは50cm間隔でたっているので、10本数えたところに箱を置けばよくなりました。
植えられる本数は減りますが、毎シーズン結局手入れが行き届かなくなっていたことと、トマトとトマトの間を広くして蒸れづらくするねらいです。
そして、50cm間隔にすると事前にマルチに目印として穴をあけていく作業をしなくてよくなります。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、ハウスのパイプの位置に苗が置いてあるのがわかるでしょうか。
このパイプを目安に植えるときにマルチを破っていけばよいのです。
さて、定植開始です。
苗はここまで育ってます。
ポットを外して根っこをみてみましょう。
全体にぎっちり根が回って、窮屈そうです。
マルチを破ります。
このとき大きく破りすぎると雑草が出てくるスペースを広げてしまいますし、小さいと植えづらくなってしまいます。
ちょうどいい大きさになるよう、親指と人差し指で穴を広げます。
植穴を掘って
写真は片手でしていますが、当然両手でやってます。
苗を植穴にいれて
指の背で土寄せします。
これで苗1本の定植完了です。
これを50cmおきに繰り返していきます。
本数が減ったとはいえ、ハウス1棟で約200本の定植を終えるにはやはり一日仕事になります。
このハウス定植終了!
その姿です。
これまではセルトレイやポットの中でしか根をはれなかったのが、ここからは自由に伸ばしていけます。
根っこ、行け!!