有機JASってなに?

ひとっちゃん

2014年12月22日 21:22

前回有機の検査の様子をご紹介したので、
有機JASのことについて、触れたいと思います。
これも法律の説明というよりは、検査を受けている者の解釈として書いていこうと思います。

「ひとっちゃん」の農業ってどんなの?3
で少し触れましたが、「有機」を表示するためには
「有機IAS法」でさまざまな基準が定められています。
そうした基準をクリアーしていることを、農水省が認定した検査機関が合格をだして初めて「有機トマト」や「有機にんじん」と表示することができます。
そのときに、つけられるのが「有機JASマーク」です。



逆に、このマークがついていなくて、「有機〇〇」と表示されてるものがあったとしたら、それは法律違反です。

ただ、誤解のないようにしてほしいのは、「有機〇〇」と表示するには、このマークをつけねばならず、
つまり有機JAS法に基づいて検査を受けなければなりませんが、
たとえば、にんじん(農薬・化学肥料を使わず手間をかけて栽培しました)
というように、商品の説明をするのは自由です。
後は、お客様が信じてくれるかどうかです。

ですので、マークをつけていなくて、有機栽培であることとを説明している人たちのことを、
法律違反ととらえないでください。
実際有機JASの認定をとるには費用もかかりますし、かかった費用を価格に転嫁できるかといえば、
そうとも限らないのが実情です。
費用と認定を受ける事務作業の煩雑さで断念しているだけで、栽培自体は真剣に取り組んでいる人がほとんどです。

ただ、「真剣じゃない人」がいた場合にちょっと困ったことになります。
その辺のことを次回書きたいと思います。